第一高等学校・東京大学弁論部

総長杯

総長杯(東京大学総長杯争奪全国学生弁論大会)は、毎年秋に東京大学弁論部が開催する大会です。

秋の学生弁論大会シーズンのなかでもとりわけ格式高い大会であり、毎年多くの聴衆でにぎわいます。

一般の方のご来場も歓迎しております。是非弁士たちの熱い想いに耳を傾けにいらしてください。

なお入場は無料・申し込み不要、途中入退場は自由となっています。

 

第37回(2017年度)東京大学総長杯争奪全国学生弁論大会について

大会趣意

 人が人に語ることとはいかなる営みであろうか。 

 人類に文明が生まれて以来、人は言葉を使い続けています人が自らの主張・知識を他人に伝えることで人類は今日に至っているのですしかしその歴史は単純なものではありませんでした思ったことを発言することが許されない時代もありました。正しいと信ずることを正しいといえない時代もありました 

 そのような過去を鑑みたとき、今、この場において、弁論大会を開催できることは奇跡と言えましょう現代を生きる我々は、とりわけ弁士は過去の彼らが持ちえなかった自由を謳歌しているのです 

 だからこそ、私は問いたい。我々はそれに見合う言論を為しているのか、と。 

 弁論は弁士と聴衆の二者が存在して初めて成立するものであります。弁士がただ自らの考えを自己陶酔的に述べ、聴衆からのコミュニケーションを拒んでしまえばそれはもはや弁論ではありませんあるいは、聴衆がただ野次を飛ばし、弁論を「消費する」立場に堕してしまえば、それもまた言論空間における弁論の価値を傷つけてしまうでしょう弁士自身の心からの訴えを聴衆に伝え、それに聴衆が耳を傾け考えること。弁士と聴衆の両者が責任ある言論を果たすことによってはじめて弁論は弁論たりうるのであります 

 また、弁士は自らの言葉に責任を持ちます。たとえ自分の分析や主張に欠陥があったとしても、それを隠したり逃げたりするのではなく、聴衆に示し議論を高めようとする態度こそ弁士に求められる責任であります。そのためには借り物の言葉、誰かの意見ではなく、他でもない弁士自身の言葉としてのオリジナリティある弁論が求められることでしょう 

 そして何より、弁士には自らの言葉に滲み出る情熱を乗せてほしい。ただ絶叫したり演技したりするのではなく、自分の迸る気持ちを弁論に込めることは聴衆をより説得することにつながるでしょう。 

 2017年というこの時に、安田講堂というこの場所で、弁論大会を開催することに感謝しつつ、弁士に期待する! 

大会概要

日時:2017年12月10日(日) 

 開場8:30 開会式8:50-

 終了予定18:20 

(詳細なスケジュールについては弁士紹介をご参照ください。)

場所:東京大学本郷キャンパス 大講堂(安田講堂)

 最寄駅:東大前駅・本郷三丁目駅・根津駅

 

申し込みについて

出場のお申込み:11月19日24時まで受け付けております。

出場資格:大学生・大学院生 。特定の弁論団体に所属しているかは問わない。

出場人数:11名(弊部から出場する弁士2名を含む)

弁論テーマ:自由。弁士の裁量に任せる。

弁論規定:弁論11分、質疑15分程度。

 

出場を希望される方は、姓名・大学名・学部・学年と、演題・テーマを記載の上、

弊部メールアドレス(ichiko.todai.benronbu@gmail.com)までご連絡ください。

 

※なお、応募多数の場合選考を行います。その場合原稿のご提出をお願いします。

 

出場弁士紹介

出場される弁士と、弁論開始時刻、演題、所属団体、弁士プロフィールをお知らせします。

 

9:20~9:50  第一弁士  吉野白雪(第一高等学校・東京大学弁論部)

演題「吉野白雪弁士によります、演題」

弁士プロフィール「本郷の銀杏がとても綺麗です。夏の青葉は日除けになりますが、初冬の黄葉は太陽のようなまぶしさです。寒さが厳しくなるのとは裏腹に、晩秋・初冬の色彩は、濃く賑やかになっていきます。それにしても、今日は一段と寒い日ですね。」

 

9:55~10:25 第二弁士  小林大起(早稲田大学雄弁会)          

 演題「Phantom Pride」

弁士プロフィール「真に気高い人間というのはいつの時代でも往々にして不遇な扱いを受けるものだ。この小林という人物も、凡そその様な類の人であるようにおもわれる。彼は愚かだ。そして哀れだろう。無論、諸君らが心無い人間である場合に限り、だが。多くは語るまい、ただこの声を聞き給え。この場に灯があらんことを。」           

 

10:30~11:00 第三弁士  松井公平(中央大学辞達学会)          

演題「119」

弁士プロフィール『いや〜安倍政権は優秀なんだよなぁ』辞達内で、政府に政策を打たれ、弁論がポシャった 時によく上がる声である。その主な発言者が今回の弁士である。彼は雪に閉ざされた保守王 国、富山の地で、すくすくと政権への愛を育んできた。(稲田朋美が選挙区にいる某幹事長 と同じ匂いがするのは気のせいだろうか。)しかし、政治家を志し上京。『いや〜松井政権 は優秀なんだよなぁ〜』と将来の辞達学会会員に言わせるべく、総理大臣の座を狙っている。」

 

11:05~11:35 第四弁士  安藤智博(拓殖大学雄弁会)

演題「山」

弁士プロフィール「この大会の洗礼を受けてはや2年が経ちました。今回は再挑戦です。そういえば以前、声調態度が丁寧だねと褒められました。いや叩かれるのが怖すぎるだけです。正直心の中では観客をじゃがいも扱いする傾向があります。なんなら、弁論中盤では『煮込むぞ!!』くらいに思っています。個人的な特技は「手から滑り落ちたものをどうにか空中で再びキャッチすること」です。苦手なことは『振込み』です。どうぞ、よろしくお願いします。」

 

11:35~12:25 昼休憩 

※会場内は飲食禁止です。昼食は会場外でお願いします。

 なお弁士・審査員にはお弁当をご用意しております。

 

午後の部前半

12:25~12:55 第五弁士  原田拓実(明治大学雄辯部)          

演題「私がここにいる理由」

弁士プロフィール「弁論に向き合っていく中で、私自身がぶつかった根本的な問題への答えを未熟者ですがみなさんにお話しできれば良いなと思います。共感、批判含めたみなさんのご意見を楽しみにしております。よろしくお願いします。

 

13:00~13:30 第六弁士  山崎利駆(日本大学法学部法秋雄弁会)          

演題「自覚する」

弁士プロフィール「私は、BUMP OF CHICKENの出身地である千葉県佐倉市に住んでいます。バンプが好きで、天体観測をよく聴いていました。そんな私は最近、十九年間続いた悩みの解決を迎えることができました。なんとその悩みは坂本龍馬やエジソンも持っていたそうです。気づかないだけで身近な問題であり、それで苦しんでいる人は現在もいます。まさに「見えないものを見ようとして!」という感じです。初の弁論大会ですが、ご清聴よろしくお願いします。

 

13:35~14:05 第七弁士  朱其(慶應義塾大学雄辯部藤沢会)

演題「日本の留学生たち」

弁士プロフィール「想必一直都在看着日文自我介绍的各位东京大学辩论部成员们都已经厌烦了日文版自我介绍,所以这次我决定用中文进行自我介绍。 

 我出生于六朝古都的南京,同时也是在南京这座城市长大的。因为身边的朋友都喜欢日本动漫,所以不知不觉中我也开始接触日本动漫。之后,渐渐喜欢上了日语。高中开始学习日语,去年来到日本京都的一所语言学校进行了长?一年的大学进学学习后,成为了庆应大学的一名学生。为了让我的日语更进一步,我选择加入了辩论部。这次是我第一次参加辩论大会,请多指教

 

14:10~14:40 第八弁士  濱野倫太郎(慶應義塾大学辯論部日吉会)

演題「知は国民に実りをもたらす」

弁士プロフィール「千葉県流山市出身。中学時代に学級委員辞退演説を行いその声調から『田中角栄の再来』とまで評される(辞退は叶わず)。早熟の天才として頭角を現し、更なる活躍も期待されたが、高校進学時に電撃的に野球部に入部。以後3年間を陰のエースとして過ごす。大学入学後、尊敬する友人が他大の弁論部に所属していたこと、先輩方の人格、そして政治への関心から辯論部に入部。皆様本日は力強いヤジをどうぞ宜しくお願い致します。

 

14:40~14:55 小休憩

 

午後の部後半

14:55~15:25 第九弁士  西川量(中央大学辞達学会)          

演題「園の下の力持ち」

弁士プロフィール「海道札幌市出身。その視線は十勝に降る雪の如く冷たく、その発言は洞爺湖に張る氷のように相手のメンタル に突き刺さり、会員を恐怖に陥れる。 北の大地、北海道の厳しい気候は、彼を「サイコパス」に育て上げてしまった。 日吉杯の時、昼飯を探す慶應落ちの同期に、「慶應に落ちた奴が食うメシなんてこのキャンパスにはないんだよ(真顔)」と平気で言ってのけた。まぁ、そんな彼も大学受験という氷の劔に斬られて多摩に来たのだから、結局人間味ある人物かもしれない。

 

15:30~16:00 第十弁士  明神青葉(早稲田大学法学部)          

演題「陽を掴む者」

弁士プロフィール「特別純米酒『陸の王者』が予想以上に美味だったのが悔しい早稲田大学2年です。今度自分用を一本買いに行きます。

 

16:05~16:35 第十一弁士 鳥居雅也(第一高等学校・東京大学弁論部)          

演題「日本人であること」

弁士プロフィール「愛知県名古屋市出身。趣味は食事。性格は温厚。頭を丸めているために、「将来は僧侶になるのですか?」と聞かれることがありますが、そんなことはありません。中学高校と弁論部に出属していましたが、弁論大会に出場するのは初めてです。そんな私ですが、演壇では堂々と自らの思いを届けるつもりですので、よろしくお願いします。」