第一高等学校・東京大学弁論部

総長杯

総長杯(東京大学総長杯争奪全国学生弁論大会)は、毎年秋に東京大学弁論部が開催する大会です。

秋の学生弁論大会シーズンのなかでもとりわけ格式高い大会であり、毎年多くの聴衆でにぎわいます。

一般の方のご来場も歓迎しております。是非弁士たちの熱い想いに耳を傾けにいらしてください。

なお入場は無料・申し込み不要、途中入退場は自由となっています。

 

第38回(2018年度)東京大学総長杯争奪全国学生弁論大会について

大会趣意

いくら正しくったって、面白くなきゃ意味がない。

 

我々が弁論で聞きたいのはどうでもいい政策提案でもなければ、自己満足の価値弁論でもありません。弁論が一定の影響力を持ち、様々な大学に弁論部があった時代では既にありません。幾つもの政策提案コンテストが存在し、ほぼ全ての人がインターネットを通じて自ら発信することのできるようになったこの時代。既に弁論という形態に価値なんて無くなったと主張することは容易いことです。しかしながら人が言葉を用いて人に語るということの人間社会に占める重要性はこれまでもこれからも変わらず残りつづけるものでしょう。その中で弁論という一つの方法がどのような役割を果たしうるのか、我々はニヒリズムに走ることもなく、そんなことどうでもいいと開き直ることもなく、弁論の意味について問い続けなければなりません。

 

その中でただ妥当そうなだけの政策提案をすることに何の意味があるのでしょうか。ただただ周りの共感できない自分の問題意識を語ることに何の意味があるのでしょうか。我々が弁論の技術を競っているならば、対立する相手を説得し、お互いの間に理解を築くものでなければなりません。すなわち弁論のトピックは論争的なものでなくてはならないし、その中で弁士は相手を説得しなければならない。情念と理性、感動と論理の二項対立などどうでもよく、ただ論争的な話題において相手を説得することを弁士の皆様には期待します。

 

そのためにも弁士には誠実さが求められます。誠実さとはルールを破らなければいいということではありません。弁論の主題において論争的な部分を意図的に隠すことや不利な経験的事実を隠すことは必ずしもルール違反ではありませんが、不誠実であります。

 

ポスト・トゥルースのこの時代だからこそ、この弁論大会においては高い倫理感を持った弁士たちの戦いが行われることを願っています。

 

大会概要

日時:2018年12月16日(日) 

 開場 8:30 開会式9:00-

 終了予定 18:00

場所:東京大学本郷キャンパス 大講堂(安田講堂)

 最寄駅:東大前駅・本郷三丁目駅・根津駅

 

日程予定

9 時 30 分 開会式

10時00分 第一弁士 第一高等学校・東京大学弁論部 水野直貴弁士 「コスモスの花たらん」

10時45分 第二弁士 中央大学辞達学会 山口夏実弁士 「ゆりかご」

11時30分 第三弁士 阿江慎一郎弁士 「問われる命の価値」

12時15分 昼休み

13時10分 第四弁士 慶應義塾大学辯論部藤沢会 彭永晟弁士 「この医療現場に方言を!」

13時55分 第五弁士 法政大学弁論部 カーロー美咲弁士 「時代遅れの侍たち」

14時40分 第六弁士 明治大学雄弁部 鈴木豪太弁士 「包囲せよ」

15時15分 小休憩

15時30分 第七弁士 中央大学辞達学会 濱島貴寛弁士 「孤立無援」

16時15分 第八弁士 第一高等学校・東京大学弁論部 清水柚弁士 「再スタート」

16時55分 休憩

17時45分 閉会式

 

申し込みについて

出場応募期限:10月27日(土)17時まで

出場資格:制限なし

出場人数:8名

弁論テーマ:自由。弁士の裁量に任せる。

弁論規定:弁論15分、質疑20分程度。